お客さまのオーダーでボントレガー Aeolus 3D3ホイールをパワータップG3ハブに組み換えました。
オリジナルのハブは画像ではわかりにくいですがDT製のストレイトプル仕様です。
Aeolus 3D3のリアホイールは24Hで、オリジナルのハブでは右2クロス(4本組)左ラジアルで組まれていますが、左ラジアルにするとリアホイールでは左右のハブフランジ間隔が違うため左スポークのテンションが著しく弱くなってしまいます。オリジナルのDT製ハブはハイローフランジ(ハブフランジ径の左が小さく右が大きい)になっていますので、左右差を小さく出来るようになっていますが、パワータップハブは左右のハブフランジ径は同じです。したがって左右のスポークテンション差を少なくするため左右とも2クロス(4本組)で組むことにしました。
今回はリム剛性の有るカーボンリムでしたので左右2クロスですが、軽量なアルミリムあるいは重量の有るライダーの場合はでは左3クロス右2クロス(いわゆるヨンロク組み)にする場合も有ります。
PAZではホイール(リム)の特性やライダーに合わせてホイールの組み方も最適になるように組んでいるんですよ。
完成したAeolus 3D3パワータップG3ハブ仕様
パワータップハブ仕様の重量は795gでした。
オリジナルのAeolus 3D3は640gと超軽量ですが、パワータップ化しても軽量ですね。重くなったのは中心部のハブのみですので、走りには影響の無い範囲です。